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春分の日のスピリチュアルな意味と開運する過ごし方

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スピリチュアルな春分の日

こんにちは。神社と日本の伝統文化、運営者の「月影」です。

「春分の日」と聞くと、祝日や、お墓参りをするお彼岸、というイメージが強いかもしれませんね。でも実は、古今東西の叡智、特にスピリチュアルな視点で見ると、この日は私たちが想像する以上にパワフルなエネルギーが動く、特別な一日なんです。

「春分の日のスピリチュアルな意味って、具体的に何だろう?」「宇宙元旦って言葉を聞くけど、どういうこと?」「運気を上げるためにやるといいこと、逆にやってはいけないことってあるのかな?」…そんな風に感じて、このキーワードで検索された方もいらっしゃるかと思います。

この日は、占星術における「本当の新年(宇宙元旦)」という未来へのスタートのエネルギーと、日本の伝統である「お彼岸」という過去のルーツ(ご先祖様)へ感謝を捧げるエネルギーが、奇跡的に交差するタイミングなんです。

ですから、このエネルギーの転換点を意識して過ごすことで、古い流れを手放し、新しいサイクルへとスムーズに乗ることができます。

この記事では、春分の日のスピリチュアルな側面に焦点を当てて、なぜこれほどまでに特別なのか、そして金運や恋愛運を高めるための具体的な開運アクションまで、分かりやすく紐解いていきますね。

この記事でわかること

  • 春分の日が持つ「宇宙元旦」と「お彼岸」という二重の意味
  • 新しい運気を呼び込むための「浄化」と「手放し」の具体的な方法
  • なぜお彼岸に「先祖供養」がスピリチュアル的に重要なのか
  • 金運や恋愛運を上げる、春分の日に実践したい開運アクション

春分の日のスピリチュアルな意味

春分の日のスピリチュアルな意味
神社と日本の伝統文化・イメージ

春分の日は、単なる「昼と夜の長さが同じ日」というだけではありません。西洋占星術の世界では「宇宙元旦」と呼ばれ、一年で最も重要な始まりの日とされています。

一方で、日本では「お彼岸の中日」として、ご先祖様と繋がる大切な日。この二つの強力な側面が重なる、非常にスピリチュアルなエネルギーの転換点なんです。ここでは、その深い意味について、もう少し詳しく見ていきましょう。

なぜ宇宙元旦と呼ばれるのか

お彼岸と先祖供養の重要性
神社と日本の伝統文化・イメージ

私たちが普段使っている1月1日の新年は、人間が決めたカレンダー上の区切りですよね。それに対して、西洋占星術の世界では、この春分の日こそが「本当の新年」、すなわち「宇宙元旦」とされています。

これは、宇宙のエネルギーのサイクルが、この瞬間にリセットされると考えるからです。

空の太陽は、1年かけて12星座をぐるりと旅します。そして春分の日に、その旅の起点である12星座のトップバッター「牡羊座」の領域に、太陽が「ただいま!」と帰ってくる瞬間。これが宇宙元旦です。

牡羊座は「誕生」や「始まり」の純粋なエネルギーを象徴する星座。生まれたての赤ちゃんのような、パワフルなスタートのエネルギーに満ちています。

太陽がこの「0度」の地点に戻ることで、宇宙のエネルギーサイクルが完全にリセットされ、新しい1年が実質的にスタートする、と考えられているんですね。

春分図(しゅんぶんず)とは?

占星術では、太陽が牡羊座に入った瞬間の天体の配置図(ホロスコープ)を「春分図」と呼びます。

これは、その年1年間の運気の傾向や、社会全体のムードを示す「1年の天気予報」のようなもの。それくらい、この瞬間のエネルギーが、その後の1年間の「土台」になると考えられているんですよ。なんだかワクワクしますね。

ですから、この日にどんな意識で過ごし、どんな「意図」を設定するかが、これから1年の運気の「土台」を作ると言っても過言ではないかもしれません。それほど大切なスタートの日なんです。

お彼岸と先祖供養の重要性

お彼岸と先祖供養の重要性
神社と日本の伝統文化・イメージ

そして、私たち日本人にとって非常に大切なのが、この宇宙元旦が「お彼岸」の期間、しかもピッタリ「中日(ちゅうにち)」にあたる、という点です。

この「宇宙元旦(未来)」と「お彼岸(過去)」が重なることが、春分の日のスピリチュアルな意味を何層倍にも深めていると私は思います。

仏教の言葉で、ご先祖様のいる理想の世界(あの世)を「彼岸(ひがん)=向こう岸」、私たちが生きるこの世を「此岸(しがん)=こちらの岸」と呼びます。

古来、太陽が沈む西の方角には、阿弥陀如来の極楽浄土があると信じられてきました。「彼岸」は西に、「此岸」は東にあるとされています。

そして、春分の日は(秋分の日もですが)、太陽が真東から昇り、真西に沈む、一年に二日しかない特別な日。この日、太陽が沈んでいく道筋は、「この世」から「あの世」への最短距離を示していると捉えられ、二つの世界が最も通じやすくなる日と考えられてきたんですね。

つまり、春分の日は、未来と過去のエネルギーが交差する、こんなにもパワフルな日なんです。

  • 宇宙元旦(未来):新しい1年の目標を設定し、スタートを切るエネルギー。
  • お彼岸(過去):自身のルーツであるご先祖様へ感謝を捧げ、繋がるエネルギー。

新しいスタートを切りたいと願っても、時に物事がスムーズに進まないのは、過去(ルーツ)への感謝や繋がりが整理されていないためかもしれません。

今、私たちがここに生かされているのは、ご先祖様から続く無数のご縁と奇跡の結果です。お彼岸に捧げる感謝の思いは、ご先祖様のサポートという形で、私たちの「今」を力強く後押ししてくれます。

ご先祖様への感謝を伝えることで、エネルギー的な「借り」のようなものを清算し、そのサポートをしっかり受け取ることで、何の妨げもなく新しいサイクルへとスタートダッシュを切ることができる。

これが、春分の日に先祖供養(お墓参りや仏壇に手を合わせること)が大切にされる、とても深いスピリチュアルな理由かなと思います。

陰陽バランスが整う特別な日

陰陽バランスが整う特別な日
神社と日本の伝統文化・イメージ

春分の日の天文学的な最大の特徴は、ご存知の通り、昼(陽)と夜(陰)の長さがほぼ同じになることです。

これは、エネルギーの観点から見ると、非常に重要な意味を持ちます。長く暗い夜、つまり「陰」のエネルギーが優勢だった冬の季節が終わり、ここから日照時間、つまり「陽」のエネルギーが優勢な夏の季節へと移り変わっていく、まさにその「中間地点」。

陰陽どちらにも偏らない、完璧なバランスが取れた「中庸(ちゅうよう)」の状態を意味します。この調和の取れたエネルギーが、私たちの心と身体にも穏やかな影響を与えてくれるんです。

豆知識:昼と夜の長さは「ほぼ」同じ?

実は、厳密に言うと、春分の日は「昼の方が少しだけ長い」んです。これは、地平線近くの太陽の光が大気によって屈折して見えることなどが理由だそうです。

この辺りの詳しい話は、専門機関の情報がとても参考になりますよ。(出典:国立天文台(NAOJ)「「春分の日・秋分の日」には、昼と夜の長さは同じになるの?」

月影
月影

こういう細かな自然の摂理を知るのも、なんだか面白いですよね。他の主要な節目(二十四節気)とエネルギーを比較すると、春分の日の特性がよくわかります。

節気太陽の力エネルギーの方向スピリチュアルな意味
春分の日陰陽均等バランス(中庸)始まり・リセット・種まき
夏至陽の極み外向き(最大)エネルギー最大・行動・拡大
秋分の日陰陽均等バランス(中庸)収穫・感謝・内省
冬至陰の極み内向き(再生)再生・手放し・陰極まり陽に転ず

夏至や冬至がエネルギーの「極み」であるのに対し、春分の日は「バランス」の日。この調和の取れたエネルギーが、私たちの心にも影響を与え、次の「スターゲート」の話にも繋がっていきます。

スターゲートが開くとは?

この陰陽が調和し、宇宙エネルギーが整う時期は、「スターゲート」と呼ばれる宇宙の扉が開く時期だ、と言われることもあります。

なんだか壮大な話に聞こえるかもしれませんが、私はこれを「宇宙の周波数(エネルギー)が安定し、高次の意識と繋がりやすくなるボーナスタイム」のようなものだと捉えています。

陰陽のバランスが取れたエネルギーは、私たちの精神的なバランスにも作用し、心を穏やかにしてくれます。その結果、夏至の「陽の極み」のように高揚感で判断を誤ったり、冬至の「陰の極み」のように内省的になりすぎたりすることがありません。

ネガティブな感情や日常の雑事に引きずられにくくなり、感覚が研ぎ澄まされ、「直感力」が冴えわたるようになる、と言われています。

この「中庸」の精神状態は、新しい目標設定(宇宙元旦の意図)を行う上でとても重要です。エゴや恐れ(「〜すべき」「どうせ無理だ」)に偏らない、フラットで「本当の自分(魂)」に近い状態。

この静かでバランスの取れた心から発せられた願いこそが、最も純粋で実現しやすい「魂の目標」になるのかもしれませんね。

手放しとエネルギーのリセット

手放しとエネルギーのリセット
神社と日本の伝統文化・イメージ

さて、これらすべての意味を踏まえると、宇宙元旦が「本当の新年」であり、エネルギーが「リセット」されるタイミングであるなら、私たちがまず何をすべきか、見えてきますよね。

それは、古いエネルギーの手放しです。

コップが古いお茶でいっぱいのままでは、新しいお茶を注げないのと同じです。新しい運気が入るための「スペース」を、意図的に作ることが不可欠。

古いエネルギーや不要なもの(物理的なモノ、人間関係、古い感情)を抱えたままでは、せっかくの新しいサイクルのエネルギーを最大限に受け取ることができません。

春分の日の前後に「断捨離」や「掃除」が強く推奨されるのは、単なる大掃除ではなく、新しい自分になるための「手放し」と「浄化」のスピリチュアルな儀式なんだと私は捉えています。

この「スペース作り」こそが、次に紹介する具体的な開運アクションの、最も重要な土台となります。

春分の日のスピリチュアルな過ごし方

では、この「宇宙元旦」と「お彼岸」が重なる、一年に一度の特別な日に、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか。春分の日のパワフルなエネルギーと共鳴し、その流れに乗るための「やるといいこと」を中心に、具体的な開運アクションをご紹介しますね。

やるといいこと① 浄化と断捨離

浄化と断捨離

何よりもまず、最優先で行いたいのが、前述した「手放し」の具体的なアクション、浄化と断捨離です。新しいエネルギーをたっぷり受け取るために、心と身体、そして空間の「余白作り」をしましょう。

物理的な浄化(掃除・断捨離)

「掃除」は、運気アップの基本中の基本ですね。不要なものを手放すことで、古いエネルギーや淀んだ思考パターンも一緒に解放されていきます。

「1年以上使っていない服」「読まない本」「過去の恋愛の思い出の品」など、今の自分に必要ないと感じるものは、感謝して手放す良い機会です。

特に以下の場所は、エネルギーの観点からも重点的に掃除すると良いと言われています。

  • 玄関:すべての「運気の入り口」です。たたきを水拭きし、靴を整頓するだけでも空気が変わります。
  • 水回り:トイレ、浴室、キッチンなど。水が流れる場所は、悪い気(邪気)が溜まりやすいとされます。ピカピカに磨き上げましょう。
  • 寝室:新しいエネルギーを睡眠中にチャージする大切な場所。シーツや枕カバーを新しいものに変えるのもおすすめです。

物理的なモノだけでなく、スマホやPCの中の古いデータ、不要なメールや連絡先を整理する「デジタル断捨離」も、頭がスッキリするので非常に効果的ですよ。

エネルギー的な浄化(心と身体)

空間だけでなく、私たち自身のエネルギーフィールドも浄化しましょう。

  • 塩風呂(バスソルト):天然塩(粗塩)やバスソルトをたっぷり入れたお風呂に浸かります。身体の芯から温まり、ネガティブなエネルギーをスッキリ洗い流す、強力な邪気払いになると言われています。お酒(日本酒)を少し入れるのも良いですね。
  • セージを焚く:ホワイトセージなどのハーブを焚き、その煙で空間や自分自身を浄化(スマッジング)します。煙が部屋の隅々まで行き渡るようにすると、空気がクリアになるのを感じられるかもしれません。

セージにはいくつか種類がありますが、パワフルな浄化には「ホワイトセージ」、感情面を落ち着けたい時は「ブルーセージ」などが使いやすいかなと思います。パワーストーンの浄化にも使えますよ。

やるといいこと② 新しいことへの挑戦

新しいことへの挑戦
神社と日本の伝統文化・イメージ

宇宙元旦は、1年の運勢の「土台」を作る日。この日に設定した意図(願い事や目標)は、宇宙のスタートのエネルギーに乗り、その後の1年間に静かに、でも確実に影響すると言われています。

ぜひ、お気に入りのノートとペンを用意して、新しい1年の目標や「こうなったらいいな」と思うことを書き出してみてください。

効果的な「意図設定(アファメーション)」のコツ

  • 手書きで書く:PCやスマホではなく、自分の手で書くことで、エネルギーが込められ、意識に深く刻まれます。
  • 決意の形(完了形)で書く:「〜したい」という願望ではなく、「私は〜になる」「〜を達成しました」と、すでにそうなったと決意する(アファメーション)の形で書くのがおすすめです。
  • 具体的にイメージする:その目標が実現した時の自分の姿や、その時の嬉しい感情を、リアルにありありとイメージします。

その年の春分を迎える正確な時間(年によって時刻が異なります。国立天文台などで発表されます)に合わせて書き出すと、宇宙のエネルギーとピッタリ共鳴しやすい、なんて話もありますよ。

大きな目標でなくても、「新しいノートを使い始める」「気になっていたお店に行ってみる」「新しい勉強をスタートする」など、どんな小さな「新しいこと」でもOKです。その一歩が、1年の土台となります。

やるといいこと③ 太陽の光を浴びる

太陽の光を浴びる
神社と日本の伝統文化・イメージ

春分の日の朝日は、特別な生命力とリセットの力を持っていると言われています。一年の始まりのエネルギーを、その身に浴びるイメージですね。

もし晴れていたら、ぜひ朝の太陽の光を意識して浴びてみてください。カーテンを開けて、窓辺で深呼吸するだけでもOKです。「新しいエネルギーを全身で吸収する」とイメージしながら、金色の光をたっぷり浴びましょう。

また、公園や神社仏閣など、自然を感じられる場所を散歩するのも最高です。風を感じたり、土や緑に直接触れたりする「グラウンディング(大地と繋がること)」も、心身のバランスを整え、溜まった電磁波などをデトックスするのに役立ちます。

特に神社は、その土地のエネルギー(気)が集まる場所。春分の日に参拝するのは、新しい1年の始まりのご挨拶として、とても理にかなっていると思います。

もし参拝される際は、神社の参拝方法と正しい作法を確認しておくと、より清々しい気持ちでご挨拶できるかもしれませんね。

開運につながる食べ物

開運につながる食べ物
神社と日本の伝統文化・イメージ

特定の食べ物を摂ることで、身体の内側から運気のリズムを整え、エネルギーをチャージすることができます。

ぼた餅(おはぎ)

お彼岸のお供え物として定番の「ぼた餅」(春は牡丹の花にちなんで「ぼた餅」、秋は萩の花で「おはぎ」と呼ばれますね)。あんこに使われる「あずき(赤色)」には、古来より邪気を払う「魔除け」の力があるとされてきました。

ご先祖様への感謝と共にこのラッキーフードをいただくことで、邪気を払い、良いことを引き寄せると言われています。ご先祖様と一緒におやつを食べるような、温かい気持ちでいただきたいですね。

春の旬野菜(苦味のあるもの)

ふきのとう、菜の花、たけのこ、春キャベツなど、春の旬の野菜には独特の「苦味」がありますよね。東洋医学では「春は苦味を盛れ」と言われます。

この「苦味」には、冬の間に溜め込んだ体内の毒素や、精神的な執着などの余分なエネルギーを排出する「デトックス作用」があるとされています。まさに身体の中から行う「浄化」のアクションと連動しています。

日向子
日向子

旬のものをいただくことは、その季節のエネルギーと波長を合わせる、最も簡単な開運法ね

恋愛運や金運アップの方法

恋愛運や金運アップの方法
神社と日本の伝統文化・イメージ

宇宙元旦の「始まり」のエネルギーを、特定の運気アップに活かすための、ちょっとしたアクションもご紹介します。

恋愛運アップ

新しい出会いを望むなら、ここでもまずは「スペース作り」が最優先です。前述の「浄化」とも重なりますが、過去の恋愛への執着や、元恋人との思い出の品(写真、手紙、もらったアクセサリーなど)を手放すこと。これが、新しいご縁を呼び込むための、最も強力な第一歩になります。

心のスペースが空いたら、新しい「香り」を取り入れるのもおすすめです。香りは運気に直接働きかけます。新しい香水を選んだり、お部屋のアロマをローズやジャスミンなど恋愛運アップに良いとされるものに変えたりして、新しい自分のエネルギーをまとってみてください。

心の準備が整ったら、神社でお参りし、新しいご縁への意図設定(お願い)をするのも良いタイミングですね。

金運・対人運アップ

すべての運気の入り口である「玄関」を整えることが、金運・対人運アップの基本です。玄関の徹底的な掃除と浄化(水拭き、粗塩)を終えた上で、「赤・白・黄色」の3色の花を飾ってみてはいかがでしょうか。

この3色は、風水などで金運を呼び込む「良い人間関係」とのご縁を繋げる力があるとされています。春らしい明るい生花を飾ることで、玄関から入るエネルギーが格段に良くなりますよ。

やってはいけないことと水辺の注意

強力なエネルギーが動き、二つの世界が近づく日だからこそ、少し注意したい点もあります。

心がけたいこと

まず何よりも心がけたいのは、ネガティブな言動や他者への批判を避けることです。この日は「1年の土台」を作る日。不平不満や愚痴、悪口といったネガティブな「言霊(ことだま)」は、そのまま自分の1年の土台に蒔く「種」になってしまいます。

うまくいかないことがあっても、「そういう日もあるよね」と受け流すおおらかさを持ち、できるだけ穏やかで、感謝の気持ちを持って過ごしたいですね。

水辺の注意

また、古くから「お彼岸の時期は、水辺での遊びを避けた方がよい」という言い伝えがあります。これには、スピリチュアルな理由と、実利的な理由の両方があります。

月影
月影

お彼岸と水辺の注意点もあります

これには、あの世とこの世が通じやすくなるため、供養されずにさまよう霊が人を水に引きずり込む…といった、少し怖い迷信的な側面もあります。

ですが、それと同時に、非常に実利的な理由も重なっていると私は思います。

春のお彼岸は、天候が急変しやすく「春の嵐」と呼ばれるような荒れた天気になったり、山では「雪解け水」で急に川が増水したりと、実際に水の事故が起きやすい危険な時期でもあります。

スピリチュアルな意味だけでなく、こうした現実的な安全のためにも、この時期の不用意な水辺(海、川、湖など)への立ち入りや遊びは控えた方が賢明かもしれませんね。

春分の日のスピリチュアルな総括

春分の日のスピリチュアルな総括
神社と日本の伝統文化・イメージ

ここまで、春分の日のスピリチュアルな側面について、詳しくお話ししてきました。

春分の日は、「未来へのスタート(宇宙元旦)」という外向きの拡大エネルギーと、「過去への感謝(お彼岸)」という内向きのルーツのエネルギーが交差する、奇跡的な「ゼロポイント」です。

天から降り注ぐ宇宙の新しいエネルギーと、自身のルーツであるご先祖様のサポートの両方を、同時に味方につけることができる、本当に稀有な日だと思います。

この日に最も大切なのは、「浄化」「意図設定」「感謝」の3つを、バランスよく行うこと。

古いエネルギーをしっかりと手放し(浄化)、クリアになった心で「今年はこうなる!」と宇宙に高らかに宣言し(意図設定)、今ここに生かされていることの奇跡(感謝)に意識を向ける。

春分の日のスピリチュアルなエネルギーを味方につけて、あなたにとって最高に素晴らしい1年を、ここからスタートさせてくださいね。

  • この記事を書いた人
月影というキャラクター

月影

はじめまして。月影と申します。
神社や日本の文化が好きで、その魅力を伝えたくてブログを始めました。
忙しい毎日に、和の暮らしや神社参拝を通じて、心がほどける時間をお届けできればと思っています。
どうぞ、ゆったりとお楽しみください。