北海道神宮への参拝を考えたとき、北海道神宮での不思議体験やどんな神様がいて、どんなご利益があるのかといった疑問や、スピリチュアルな体験、あるいは心霊体験に興味を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
また、幻の狛犬の伝説、特定の鳥居が持つ縁切りの効果と方法、スマートフォンの待ち受けにすることでの効果への期待、さらには龍神の存在や境内でカラスに遭遇する話など、さまざまな噂や情報が気になるところです。
北海道の3大パワースポットの一つとしても知られるこの神社の御朱印情報や、スムーズなアクセス方法と合わせて、北海道神宮の謎多き魅力に迫ります。
北海道神宮の不思議体験:その真相と噂を検証

北海道神宮にまつわる様々な不思議な体験談やスピリチュアルな噂について、その真相や背景を探ります。多くの参拝者が体験したとされる現象や、語り継がれる言い伝えを客観的な視点から見ていきましょう。
スピリチュアルな心霊体験

北海道神宮は、その清浄な雰囲気と歴史から、多くのスピリチュアルな体験談や、時には心霊体験とも言えるような不思議な出来事が語られることがあります。例えば、参拝中に特別な気配を感じたり、心が洗われるような感覚を覚えたりする方は少なくありません。
また、水行(禊)に参加した方が原初的な意識を呼び覚まされるような体験をしたという話や、写真やビデオに不思議な光や動きが映り込むといった報告も散見されます。
これらの体験は、科学的に説明がつくものもあれば、そうでないものも含まれていると考えられます。神社の厳かな雰囲気や、日常から離れた環境が、人の感覚を鋭敏にさせ、普段は意識しないものを感じ取るきっかけになるのかもしれません。
不思議な体験談の具体例
実際に語られる体験談としては、「神社の森で誰もいないはずなのに視線を感じた」「風もないのに木の葉が特定の場所だけ激しく揺れた」「祈祷中に温かい何かに包まれたような感覚があった」といったものがあります。
これらが全て心霊現象であると断定することはできませんが、北海道神宮が持つ特別な雰囲気やエネルギーが、何らかの形で人々に影響を与えている可能性は否定できないでしょう。
大切なのは、いたずらに恐怖心を煽るのではなく、神聖な場所で起こりうる不思議な現象として、敬意を持って受け止める姿勢です。もしそのような体験をしても、それは神様からの何らかのメッセージかもしれないと、前向きに捉えることもできるかもしれません。
龍神と待ち受けのスピリチュアル効果

北海道神宮に関して、龍神の存在や、神社の画像をスマートフォンの待ち受けにすることによるスピリチュアルな効果が一部で語られることがあります。
龍神の噂について
まず北海道神宮で龍神が祀られている、あるいは龍神に直接関連する強力な伝承が存在するという記録は見当たりません。
ただし、風水の考え方において、土地のエネルギーの流れを「龍脈」と表現することがあり、北海道神宮が風水的に良い場所に位置しているとされることと関連付けて、龍神のエネルギーが流れていると解釈する人もいるかもしれません。
龍神の存在を強く信じる方にとっては、境内の自然豊かな場所や、エネルギーが強いと感じる場所で、龍の気配を感じることがあるかもしれません。
待ち受けの効果について
次に、北海道神宮の画像を待ち受けにすることの効果ですが、これも科学的な根拠があるわけではありません。しかし、パワースポットとされる場所の画像を身近に置くことで、心理的な安らぎや前向きな気持ちを得られるという考え方は一般的です。
北海道神宮の清浄な風景や、ご神威を感じさせる社殿の画像を待ち受けにすることで、日々そのご加護を意識し、精神的な支えとする人もいるでしょう。
具体的に「金運が上がった」「良縁に恵まれた」といった効果が保証されるものではありませんが、持ち主の気持ちの持ちようや、神社への敬虔な思いが、間接的に良い影響をもたらす可能性は考えられます。
大切なのは、画像そのものに万能の力があると過信するのではなく、あくまで自身を見つめ直すきっかけや、ポジティブな気持ちを保つための一助として捉えることでしょう。
境内でのカラスの威嚇行動と安全対策

北海道神宮の広大な境内は自然が豊かで、多くの野鳥が生息しています。その中にはカラスも含まれており、特に繁殖期(春から初夏にかけて)には、巣や雛を守るために人間に対して威嚇行動をとることがあります。
カラスの威嚇行動とは
参拝者がカラスに威嚇されたり、実際に軽い攻撃を受けたりした体験談が記されています。カラスは非常に賢い鳥で、縄張り意識も強いため、巣に近づく人間を威嚇したり、時には頭上を低空飛行したり、鳴き声で警告したりすることがあります。稀に軽くつつかれたり、フンを落とされたりするケースも報告されています。
このような行動は、カラスが人間を敵視しているというよりは、主に防衛本能によるものです。特に木々が多い場所や、人があまり立ち入らない静かな場所では、カラスが巣を作っている可能性があり、注意が必要です。
安全対策と心構え
もし境内でカラスに威嚇された場合は、慌てずに以下の点に注意してください。
- 巣に近づかない
- 刺激しない
- 帽子や日傘を利用する
- 背を向けずにゆっくり離れる
- 食べ物を見せない
北海道神宮の自然環境の一部としてカラスも共存しています。彼らの習性を理解し、適切な距離を保つことで、不必要なトラブルを避け、穏やかな参拝を心がけましょう。
北海道神宮の魅力とご利益、不思議体験の背景

北海道神宮が持つ本来の魅力や祀られている神々、そして期待できるご利益について解説します。これらの知識は、不思議体験の意味合いをより深く理解する手助けとなるでしょう。
なんの神様を祀る?北海道神宮のご利益

北海道神宮には、北海道の開拓と発展に深く関わる四柱の神様が祀られています。これらの神様を知ることで、期待できるご利益もより明確になります。
主な御祭神
北海道神宮の主な御祭神は以下の四柱です。
- 大国魂神(おおくにたまのかみ): 北海道の国土そのものの守護神とされています。国土の平安や発展にご利益があると考えられています。
- 大那牟遅神(おおなむちのかみ): 国土経営、開拓、医薬、そして縁結びの神様として広く知られています。新しいことを始める際の成功や、良いご縁を求める方に特におすすめです。一般的には大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)としても有名です。
- 少彦名神(すくなひこなのかみ): 国土経営、医薬、酒造、温泉の神様とされています。健康増進や病気平癒、また醸造業の繁栄などにご利益があると言われています。大那牟遅神と共に国造りを行った神様です。
- 明治天皇(めいじてんのう): 近代日本の礎を築かれた天皇であり、日本の国の発展と国民の安寧を見守る神様として祀られています。国家安泰や国民生活の安定にご利益があるとされます。
これら開拓三神(大国魂神、大那牟遅神、少彦名神)と明治天皇を合わせて四柱の神様が、北海道神宮の主祭神です。
期待できるご利益
上記の御祭神の神徳から、北海道神宮では幅広いご利益が期待できます。
- 開運招福・諸願成就
- 縁結び・恋愛成就
- 商売繁盛・事業繁栄
- 家内安全・交通安全
- 健康増進・病気平癒
- 合格祈願・学業成就
- 金運上昇
これらのご利益は、参拝者の真摯な祈りがあってこそ通じると言われています。神様への感謝の気持ちを忘れずに参拝することが大切です。
幻の狛犬の謎:狛犬はどこ?

北海道神宮には「幻の狛犬」という特別な言い伝えがあるわけではありませんが、境内に複数の狛犬がおり、その中にはあまり目立たない場所にいるものや、特徴的なものも存在します。
本殿近くの狛犬
通常の参拝ルートでは気づきにくいかもしれませんが、北海道神宮の神門をくぐり拝殿へ向かう際、その左手奥、手水舎や島義勇像の後方にあたる場所に一対の狛犬が鎮座しています。
この狛犬は明治44年(1911年)に奉納されたもので、100年以上の歴史があります。普段はあまり人が立ち入らない場所にひっそりと佇んでいるため、意識して探さないと見過ごしてしまうかもしれません。これが一部で「幻」と言われる所以かもしれません。
境内社「穂多木神社」のブロンズ製狛犬
北海道神宮の境内社の一つである「穂多木神社」には、石製ではなく珍しいブロンズ(青銅)製の狛犬があります。
この穂多木神社は、かつて北海道拓殖銀行の屋上にあったものを移築したとされ、銀行ゆかりの神社であることから金運アップにご利益があると言われています。
このブロンズ製の狛犬に触れると金運が上昇すると信じられており、多くの参拝者が訪れます。その特徴的な素材と金運信仰から、こちらも印象深い狛犬と言えるでしょう。
「幻の狛犬」という表現について
前述の通り、北海道神宮自体が公式に「幻の狛犬」の存在をうたっているわけではありません。
しかし、神社の広大な敷地や、複数の境内社、そして目立たない場所にひっそりと存在する古い狛犬などが、「何か特別な狛犬がいるのではないか」という探求心や想像力をかき立て、「幻」という言葉で表現されることがあるのかもしれません。
参拝の際には、これらの狛犬を探してみるのも一つの楽しみ方です。それぞれの狛犬が持つ歴史や佇まいに思いを馳せることで、より深い参拝体験ができるかもしれません。
第二鳥居の縁切りの効果と参拝マナー

北海道神宮には複数の鳥居がありますが、その中でも「第二鳥居」は縁切りにご利益があるという説が一部で語られています。
第二鳥居と縁切りの噂
第二鳥居は、北海道神宮の表参道に位置し、本殿へと続く主要な鳥居の一つです。この鳥居が鬼門(良くない方角)に位置しているため、悪い縁を断ち切る力があるとされることがあります。具体的には、病気や不幸、悪習慣、人間関係の悪縁など、自分にとってマイナスとなるものとの縁を切る効果が期待されると言われています。
ただし、注意点として、恋愛関係も含めたあらゆる「縁」を切ってしまう可能性があるため、良縁を求めている方や、特定の人間関係を大切にしたい方は、この鳥居をくぐる際には慎重になった方が良いという意見もあります。一方で、貧乏との縁切りや病気との縁切りなど、明確に断ち切りたいネガティブな縁がある場合には、強い気持ちでくぐると良いとも言われています。
北海道神宮の公式見解として、特定の鳥居とご利益の種類が直接結びついているという案内はされていません。風水的な解釈や民間信仰として広まった説である可能性が高いです。
参拝マナー
鳥居をくぐる際には、ご利益の種類に関わらず、神域へ入るという敬意を込めて一礼するのが基本的なマナーです。第二鳥居に限らず、どの鳥居をくぐる際も、神様への挨拶として軽く頭を下げてから進みましょう。
また、参道の中央は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、神様の通り道とされていますので、中央を避けて少し端を歩くのが良いとされています。
縁切りの効果を期待するにしても、大切なのは神様への敬意と、自分自身の清らかな心持ちです。特定の鳥居に固執するよりも、神社全体で心を込めて参拝することが、より良い結果に繋がるのではないでしょうか。
北海道の3大パワースポット

北海道神宮は、広大な北海道の中でも特に強いエネルギーを持つ場所として、「北海道の3大パワースポット」の一つに数えられることがあります。
北海道の3大パワースポットとは
一般的に、北海道の3大パワースポットとして挙げられるのは以下の場所です。
- 北海道神宮(札幌市): 北海道の開拓と発展を見守ってきた総鎮守。国土経営や縁結び、商売繁盛など幅広いご利益が期待できるとされ、多くの参拝者が訪れます。
- 洞爺湖(洞爺湖町): 火山の噴火によってできたカルデラ湖で、湖そのものや周辺に強いエネルギーがあるとされています。温泉地としても有名で、自然の力を感じられる場所です。
- 美瑛神社(美瑛町): 美瑛の美しい丘陵地帯に鎮座する神社。特に恋愛成就や縁結びにご利益があるとされ、境内に隠されたハートマークを見つけると運気が上がるとも言われています。
これらの場所は、それぞれ異なる種類のエネルギーを持ち、訪れる人々に癒やしや活力を与えると信じられています。
北海道神宮がパワースポットとされる理由
北海道神宮が強力なパワースポットとされる理由はいくつか考えられます。
- 歴史と由緒: 明治天皇の勅命により創建され、北海道の開拓と発展の守護神として長く信仰を集めてきた歴史があります。
- 御祭神の神徳: 開拓三神(大国魂神、大那牟遅神、少彦名神)と明治天皇という、国土経営や人々の生活に深く関わる力強い神々が祀られています。
- 地理的条件: 風水的に良いとされる円山公園に隣接し、自然豊かな環境に位置しています。特に境内社の開拓神社は、手稲山からの龍脈と円山からのエネルギーが合流する地点にあるとされ、強力なパワースポットと言われています。
- 境内社の存在: 本殿以外にも、開拓神社(仕事運・勝負運)、札幌鉱霊神社(安全祈願)、穂多木神社(金運アップ)といった、それぞれ異なるご利益を持つ境内社があり、多様なエネルギーが集まる場所となっています。
これらの要素が複合的に作用し、北海道神宮を北海道屈指のパワースポットたらしめているのでしょう。参拝することで、清々しい気を感じたり、心が落ち着いたりする体験をする人も多いようです。
アクセス方法をチェック

北海道神宮へ参拝する際の主なアクセス方法についてご案内します。公共交通機関の利用が便利ですが、駐車場も用意されています。
公共交通機関を利用する場合
- 地下鉄: 札幌市営地下鉄東西線「円山公園駅」が最寄り駅です。円山公園駅の3番出口から地上へ出て、徒歩で約15分ほどで北海道神宮の公園口鳥居に到着します。円山公園内を散策しながら向かうのもおすすめです。
- バス:
- JRバス:「神宮前」停留所で下車すると、北海道神宮のすぐそばです。札幌駅や大通駅などから複数の路線が運行しています。
- 円山公園駅のバスターミナルからも、北海道神宮方面へ向かうバスが発着しています。
自動車を利用する場合
北海道神宮には参拝者用の駐車場が用意されています。
- 北一条駐車場: 本殿に近い駐車場です。
- 南一条駐車場: 第三鳥居に近い駐車場です。
駐車料金は、通常、最初の1時間は無料(ご祈祷を受ける方は2時間無料)で、以降30分ごとに料金が加算されるシステムです(料金は変更される場合があるため、現地でご確認ください)。
御朱印の種類と授与について
北海道神宮では、参拝の証として御朱印をいただくことができます。近年、御朱印集めは人気があり、旅の記念や神様とのご縁の証として大切にされています。
御朱印の種類
北海道神宮でいただける御朱印は、主に以下のものがあります。
- 北海道神宮の御朱印: 中央に大きく「北海道神宮」と墨書きされ、神紋などが押印されます。
- 開拓神社の御朱印: 境内社である開拓神社の御朱印も、北海道神宮の授与所でいただくことができます。
御朱印の初穂料は、一般的に300円~500円程度ですが、変更される場合もあるため、授与所で確認してください。データベースの情報によれば、北海道神宮の御朱印は500円、開拓神社の御朱印も同様に500円とされています(2023年8月現在)。
御朱印をいただく場所と時間
御朱印は、神門をくぐった境内にある「祈祷受付・御朱印受付」で受けることができます。社務所とは場所が異なるので注意が必要です。
受付時間は、神社の開門時間に準じますが、具体的な時間は変動することがあるため、事前に公式サイトで確認するか、現地で問い合わせるのが確実です。一般的には、午前9時頃から午後4時頃まで対応していることが多いようです。
御朱印帳について
北海道神宮では、オリジナルの御朱印帳も頒布しています。
- デザイン: 北海道神宮の社殿や、雪の結晶、梅の花などをモチーフにしたデザインの御朱印帳があります。白を基調としたものや、薄いうぐいす色のものなど、数種類用意されているようです。
- 初穂料: 御朱印帳の初穂料は、1冊1000円から1500円程度が目安です。ビニールカバー付きのものもあります。
もちろん、ご自身が既にお持ちの御朱印帳に記帳していただくことも可能です。
御朱印をいただく際のマナー
- 先に参拝を済ませる: 御朱印は参拝の証ですので、必ず先に本殿および開拓神社(開拓神社の御朱印を希望する場合)への参拝を済ませてから授与所へ向かいましょう。
- 御朱印帳を開いて渡す: 記帳してほしいページを開いて渡すとスムーズです。
- 静かに待つ: 混雑時は待ち時間が長くなることもあります。静かに順番を待ちましょう。
- 初穂料の準備: お釣りが出ないように、事前に小銭を用意しておくと良いでしょう。
北海道神宮の力強い筆致で書かれた御朱印は、参拝の良い記念となるでしょう。
北海道神宮の不思議体験を総括
以下に、北海道神宮の不思議体験や参拝に関するポイントをまとめます。