こんにちは、神社と日本の神話の月影です。
神社巡りをしていると、「この神社は世界遺産なのかな?」と気になることがあります。私自身、これまでは世界遺産かどうかを意識して神社を巡ってきたわけではなく、最初に思い浮かぶのも日光東照宮くらいでした。
神話とのつながりや境内の雰囲気が面白くて足を運んできたので、あらためて見てみると意外な神社がいくつも世界遺産に関わっています。
ただ、ここで少しややこしいのが、「神社そのものが単独で世界遺産に登録されている」のか、「広い世界遺産を構成する資産の一つとして神社が含まれている」のかで意味が変わることです。
この記事では、文化庁とUNESCOの登録情報を基準に、日本の世界遺産に関係する神社を一覧で紹介します。どの世界遺産に含まれるのかも一緒に見ていきましょう。
世界遺産の神社を探すときは、神社名だけでなく「どの世界遺産の構成資産なのか」を見るのがポイントです。厳島神社のように世界遺産名そのものに神社名が使われる例もあれば、京都・奈良・日光・紀伊山地・富士山・宗像のように、複数の場所をまとめた世界遺産の一部として登録される例もあります。
世界遺産の神社はどう数える
「世界遺産の神社は何社あるの?」と数えようとすると、実は単純ではありません。世界遺産は一つの建物だけを登録する場合もあれば、複数の社寺や遺跡、自然環境をまとめて一つの資産として登録する場合もあるからです。
神社単独とは限らない
世界遺産の登録では、一つの世界遺産が複数の「構成資産」から成ることがあります。たとえば「古都京都の文化財」は京都市・宇治市・大津市にある17の寺社や城で構成され、その中に上賀茂神社、下鴨神社、宇治上神社が含まれています。
「古都奈良の文化財」では春日大社が構成資産の一つです。「日光の社寺」では二荒山神社、東照宮、輪王寺が一つの世界遺産を形づくっています。
一方、厳島神社はUNESCOの登録資産名自体が「Itsukushima Shinto Shrine」です。ただし、登録対象は社殿だけを切り取ったものではなく、背後の弥山を含む景観との一体性も重要とされています。
神社名と世界遺産名が同じかどうかだけで判断すると、かなり見落とします。「古都京都の文化財」や「紀伊山地の霊場と参詣道」の中にも、世界遺産に含まれる神社がありますよ。
この記事での一覧基準
この記事では、文化庁やUNESCOが示す構成資産名・構成内容の中で、神社または神社に直接関係する施設として確認できるものを掲載しています。
そのため、広い登録区域の中に小さな祠や神社が存在していても、公式の構成資産として神社名が示されていないものまでは数えていません。また、富士山の北口本宮冨士浅間神社のように、独立した構成資産名ではなく「富士山域」の中に含まれる神社については、その違いが分かるように表記します。
なお、世界遺産の登録状況は今後変わる可能性があります。記事を読む時点の最新情報については、文化庁やUNESCOの公式情報もあわせて確認してください。
登録状況の確認には、文化庁「日本の世界遺産一覧」と、UNESCO World Heritage Centre「Japan」を参考にできます。

世界遺産の神社一覧
まずは一覧で見てみましょう。登録年は世界遺産としての登録年です。同じ世界遺産に複数の神社が含まれる場合は、それぞれ分けて記載しています。
| 神社・関連地 | 世界遺産名 | 登録年 | 登録上の扱い |
|---|---|---|---|
| 厳島神社 | 厳島神社 | 1996年 | 登録資産名そのもの |
| 賀茂別雷神社(上賀茂神社) | 古都京都の文化財 | 1994年 | 構成資産 |
| 賀茂御祖神社(下鴨神社) | 古都京都の文化財 | 1994年 | 構成資産 |
| 宇治上神社 | 古都京都の文化財 | 1994年 | 構成資産 |
| 春日大社 | 古都奈良の文化財 | 1998年 | 構成資産 |
| 二荒山神社 | 日光の社寺 | 1999年 | 構成資産 |
| 東照宮(日光東照宮) | 日光の社寺 | 1999年 | 構成資産 |
| 吉野水分神社 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年 | 構成資産 |
| 金峯神社 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年 | 構成資産 |
| 吉水神社 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年 | 構成資産 |
| 熊野本宮大社 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年 | 構成資産 |
| 熊野速玉大社 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年 | 構成資産 |
| 熊野那智大社 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年 | 構成資産 |
| 丹生都比売神社 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年 | 構成資産 |
| 丹生官省符神社 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | 2004年 | 構成資産 |
| 北口本宮冨士浅間神社 | 富士山 | 2013年 | 富士山域に含まれる |
| 富士山本宮浅間大社 | 富士山 | 2013年 | 構成資産 |
| 山宮浅間神社 | 富士山 | 2013年 | 構成資産 |
| 村山浅間神社 | 富士山 | 2013年 | 構成資産 |
| 須山浅間神社 | 富士山 | 2013年 | 構成資産 |
| 冨士浅間神社(須走浅間神社) | 富士山 | 2013年 | 構成資産 |
| 河口浅間神社 | 富士山 | 2013年 | 構成資産 |
| 冨士御室浅間神社 | 富士山 | 2013年 | 構成資産 |
| 宗像大社沖津宮 | 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 | 2017年 | 沖ノ島などを含む構成資産 |
| 宗像大社沖津宮遙拝所 | 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 | 2017年 | 神社関連の構成資産 |
| 宗像大社中津宮 | 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 | 2017年 | 構成資産 |
| 宗像大社辺津宮 | 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 | 2017年 | 構成資産 |
この一覧は「世界遺産の神社ランキング」ではありません。世界遺産への登録方法が異なるため、厳島神社、富士山の浅間神社群、宗像大社では登録上の扱いも違います。
こう見るとたくさんの神社が世界遺産になってるのね
そうだね。ただ神社単体よりも構成資産のほうが圧倒的に多いのがわかるね
厳島神社
広島県廿日市市宮島町の厳島神社は、世界遺産を代表する神社として非常に分かりやすい例です。1996年に「厳島神社」として世界文化遺産に登録されました。
世界遺産名も厳島神社
厳島神社の場合、世界遺産の名称そのものが神社名です。海上に展開する社殿群と背後の弥山を含む景観が一体となり、信仰の場として築かれてきたことが大きな特徴になっています。
海に立つ大鳥居ばかりに目が行きやすいですが、世界遺産として見るなら、社殿だけではなく島の地形や自然との関係まで含めて眺めたい場所です。潮位によって見え方が変わるのも、厳島神社ならではですね。
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古都京都の三つの神社
1994年登録の「古都京都の文化財」は、京都市、宇治市、大津市にある17の構成資産から成ります。寺院や城だけでなく、神社も三社含まれています。
上賀茂神社
賀茂別雷神社、通称・上賀茂神社は京都市北区に鎮座します。下鴨神社とともに賀茂氏の信仰や京都の歴史と深く関わってきた神社です。
「古都京都の文化財」の構成資産として登録されているため、上賀茂神社だけで一つの世界遺産というわけではありません。京都の長い都市文化を伝える17資産の一つとして位置づけられています。
下鴨神社
賀茂御祖神社、通称・下鴨神社も「古都京都の文化財」の構成資産です。京都市左京区にあり、境内には糺の森が広がります。
上賀茂神社と下鴨神社は同じ賀茂信仰につながりますが、世界遺産の構成資産としてはそれぞれ別に挙げられています。二社を一緒に見ると、京都における神社と地域社会の歴史がより分かりやすくなります。
宇治上神社
宇治上神社は京都府宇治市に鎮座し、平等院などとともに「古都京都の文化財」を構成しています。京都市中心部だけでなく宇治にも世界遺産の神社がある、という点は意外に感じる人もいるかもしれません。
世界遺産巡りというと有名寺院に目が向きがちですが、神社を軸に巡るなら、上賀茂神社、下鴨神社、宇治上神社の三社を覚えておくと分かりやすいです。
古都奈良の春日大社
1998年登録の「古都奈良の文化財」には、東大寺や興福寺、春日山原始林などとともに春日大社が含まれています。
春日大社と春日山
春日大社は奈良を代表する神社の一つです。世界遺産では、神社の建築や信仰だけを見るのではなく、背後に広がる春日山原始林との関係も大切になります。
春日山原始林も「古都奈良の文化財」を構成する資産で、春日大社と自然環境が長い時間をかけて共存してきたことを感じられます。神社を「社殿だけの場所」と考えないほうが世界遺産としての意味が見えやすい例です。
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日光の二つの神社
1999年登録の「日光の社寺」は、二荒山神社、東照宮、輪王寺から成る世界文化遺産です。神社二社と寺院一寺が同じ世界遺産に含まれているため、日本の神仏習合の歴史を考えるうえでも興味深い場所です。
日光東照宮
日光東照宮は、徳川家康を祀る神社として広く知られています。豪華な建築や彫刻の印象が非常に大きく、「世界遺産の神社」と聞いて最初に思い浮かべる人も多いでしょう。
ただし、登録上は日光東照宮だけが単独で世界遺産なのではなく、「日光の社寺」の構成資産の一つです。二荒山神社、東照宮、輪王寺に属する宗教建築がまとまりとして評価されています。
二荒山神社
二荒山神社も「日光の社寺」を構成する神社です。日光の山岳信仰と深く関わり、東照宮より前から続く日光信仰を考えるときに欠かせません。
日光を世界遺産として見るなら、華やかな東照宮だけで終わらず、二荒山神社や輪王寺も含めた一帯として見ると印象がかなり変わります。

紀伊山地に含まれる神社
2004年登録の「紀伊山地の霊場と参詣道」は、吉野・大峯、熊野三山、高野山という三つの霊場と、それらを結ぶ参詣道を中心にした世界文化遺産です。ここには神社が複数含まれます。
熊野三山の神社
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社は、熊野三山を構成する神社です。三社はそれぞれ別の場所に鎮座しますが、熊野信仰の中では深く結びついています。
世界遺産として重要なのは、三社だけを点で見るのではなく、参詣道や周辺の聖地を含めた信仰の広がりです。熊野古道を歩いて神社へ向かう行為そのものが、古くからの参詣文化につながっています。
吉野の神社
吉野では、吉野水分神社、金峯神社、吉水神社が構成資産として挙げられています。桜で有名な吉野山ですが、山岳信仰や修験道の歴史と重ねて見ることで、世界遺産としての姿がより分かりやすくなります。
寺院と神社、山そのもの、そして道が一つの文化的景観をつくっているのが「紀伊山地の霊場と参詣道」の面白さです。
高野山周辺の神社
高野山周辺では、丹生都比売神社と丹生官省符神社が世界遺産の構成資産に含まれています。高野山と聞くと仏教寺院の印象が先に来ますが、その歴史には神道の神々への信仰も関わっています。
「世界遺産の神社」を見ていくと、神社と寺をきれいに分けるだけでは見えてこない日本の宗教史に出会うことがあります。紀伊山地は、その代表的な例と言えるでしょう。
富士山信仰の浅間神社
2013年に世界文化遺産へ登録された「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」には、富士山そのものだけでなく、浅間神社、登山道、湖、忍野八海など、信仰と芸術に関係する複数の場所が含まれています。
浅間神社は八社が関係
神社として関係するのは、北口本宮冨士浅間神社、富士山本宮浅間大社、山宮浅間神社、村山浅間神社、須山浅間神社、冨士浅間神社、河口浅間神社、冨士御室浅間神社です。
ただし、登録上の扱いはすべて同じではありません。富士山本宮浅間大社などは独立した構成資産として挙げられていますが、北口本宮冨士浅間神社は「富士山域」という構成資産の中に含まれます。
「浅間神社なら全部が世界遺産」という意味ではありません。浅間神社は全国各地にありますが、世界遺産「富士山」の構成資産として登録対象になっているのは、文化庁・UNESCOが示している特定の神社や場所です。
神社から見る富士山信仰
富士山は登山や景勝地としてだけでなく、古くから信仰の対象でした。浅間神社は火山である富士山への畏敬と祈りに関わり、登拝の拠点にもなってきました。
世界遺産の名称に「信仰の対象」と入っていることからも、富士山を自然景観だけで見るのでは足りないことが分かります。神社を巡ることで、なぜ山そのものが神聖視されてきたのかを考える入口になります。
富士山の世界遺産を神社目線で巡るなら、まず「どの浅間神社が構成資産なのか」を確認してから予定を立てるのがおすすめです。同じ浅間神社という名前でも登録関係は同じではありません。
宗像大社と沖ノ島
2017年登録の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、福岡県宗像市・福津市にある信仰関連の遺産群です。宗像大社の三宮と沖津宮遙拝所、新原・奴山古墳群などが構成資産になっています。
宗像大社の三宮
宗像大社は、沖津宮、中津宮、辺津宮の三宮から成ります。宗像三女神への信仰と海上交通の歴史に関わる神社で、玄界灘に点在する場所が一つの信仰世界を形づくっています。
辺津宮だけを見ても宗像大社の全体像はつかみにくく、沖ノ島の沖津宮、大島の中津宮、沖津宮遙拝所まで含めて見ることで、海を介して続いてきた信仰の姿が見えてきます。
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沖津宮遙拝所も構成資産
宗像大社沖津宮遙拝所は、沖ノ島を遠くから拝むための場所です。神社の本殿が建つ一般的な境内とは少し性格が違いますが、世界遺産を構成する重要な場所として登録されています。
この例を見ると、世界遺産で評価されるのは建物の豪華さだけではないと分かります。人がどのように神聖な場所と向き合い、祈りを続けてきたのか。その信仰の仕組みまで含めて残されている点が大切です。
世界遺産ではない有名神社
有名だから世界遺産とは限りません。日本を代表する神社の中にも、UNESCO世界遺産の登録資産や構成資産に含まれていない神社があります。
伊勢神宮は世界遺産ではない
伊勢神宮は日本を代表する神社ですが、現在のUNESCO世界遺産一覧には含まれていません。知名度や歴史の長さと、世界遺産への登録は別の話です。
世界遺産は「価値の高い場所を上から順に選ぶ制度」ではありません。登録には推薦、保護体制、資産範囲などさまざまな条件が関係するため、世界遺産でないことが神社としての価値を下げるわけではありません。
出雲大社も世界遺産ではない
大国主大神を祀る出雲大社も、日本神話とのつながりが非常に深い神社ですが、現在は世界遺産に登録されていません。
同じように、伏見稲荷大社や明治神宮なども世界遺産ではありません。旅行の計画では、「世界遺産かどうか」と「神社としてどんな由緒や信仰があるか」を分けて考えると、それぞれの魅力を見失いにくいと思います。
世界遺産の神社を巡るコツ
世界遺産の神社を訪れるときは、御朱印や有名な建築だけでなく、その神社が世界遺産の中でどんな役割を持っているのかを少し知っておくと、現地での見え方が変わります。
世界遺産名を確認する
最初に確認したいのは、神社の正式名称と世界遺産名です。上賀茂神社なら「古都京都の文化財」、熊野本宮大社なら「紀伊山地の霊場と参詣道」、富士山本宮浅間大社なら「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」という具合です。
この対応関係が分かっていると、神社だけでなく周辺の寺院、山、道、史跡にも目が向きます。世界遺産は「一か所を見る」より「なぜ複数の場所が一つにまとめられているのか」を意識すると面白いですよ。
登録範囲と参拝範囲は別
世界遺産に登録されている範囲と、参拝者が自由に立ち入れる範囲は同じとは限りません。また、社殿の修理、祭典、天候などによって拝観方法が変わる場合もあります。
現地へ行く前には、各神社の公式案内で参拝時間、立入制限、交通情報などを確認してください。特に広い山岳信仰の地域や島を含む資産では、一般的な観光地とは異なるルールが設けられていることがあります。
神話や信仰も一緒に見る
私が神社巡りで面白いと感じるのは、世界遺産という肩書きより、その場所に残る神話や信仰です。
春日大社なら武甕槌命をはじめとする神々、熊野三山なら熊野信仰、浅間神社なら富士山信仰、宗像大社なら宗像三女神というように、神社ごとに背景があります。登録年や建築だけではなく、「なぜここで神さまを祀ってきたのか」を見てみると、旅の記憶にも残りやすくなります。
世界遺産という言葉から入っても、最後はその土地の神話や祭祀に行き着くことがあります。私はそこが神社巡りの面白いところだと思っています。
世界遺産の神社に関するよくある質問(FAQ)
神社そのものが世界遺産の例はありますか?
はい。厳島神社は世界遺産の登録資産名自体が「厳島神社」です。ただし登録対象は社殿だけを孤立して見るものではなく、周囲の自然環境との関係も含めて評価されています。一方、日光東照宮や春日大社などは、より大きな世界遺産を構成する資産の一つです。
日光東照宮だけで世界遺産なのですか?
いいえ。日光東照宮は「日光の社寺」という世界文化遺産の構成資産です。二荒山神社と輪王寺も一緒に登録されており、社寺群として世界遺産になっています。
伊勢神宮や出雲大社は世界遺産ですか?
現在、伊勢神宮も出雲大社もUNESCO世界遺産の登録資産・構成資産には含まれていません。有名な神社であることと、世界遺産に登録されていることは別です。
浅間神社はすべて世界遺産ですか?
いいえ。世界遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」に含まれるのは、文化庁やUNESCOが構成資産またはその一部として示している特定の浅間神社です。全国にある浅間神社すべてが世界遺産というわけではありません。
寺と神社が一緒に世界遺産になることはありますか?
あります。「日光の社寺」には神社と寺院が含まれますし、「紀伊山地の霊場と参詣道」にも神社、寺院、参詣道などが含まれています。日本では神道と仏教が長い歴史の中で関わってきたため、世界遺産でも両方が同じ文化的なまとまりとして扱われる例があります。
まとめ
日本の世界遺産に関係する神社は、厳島神社や日光東照宮だけではありません。京都の上賀茂神社・下鴨神社・宇治上神社、奈良の春日大社、熊野三山、富士山信仰に関わる浅間神社、宗像大社など、各地にあります。
- 厳島神社は世界遺産名そのものに神社名が使われている
- 京都・奈良・日光では神社が複数資産の一部として登録されている
- 紀伊山地では神社・寺院・参詣道が一体となって世界遺産を形づくる
- 富士山では信仰に関わる複数の浅間神社が登録対象になっている
- 宗像では三宮や遙拝所など海を介した信仰の場が構成資産になっている
世界遺産だから特別な神社、世界遺産でないから価値が低い、という見方ではありません。世界遺産は、その場所が持つ歴史や信仰を知る入口の一つです。
神社を訪れるときは、登録名だけでなく、御祭神や神話、土地とのつながりにも目を向けてみてください。いつもの参拝とは少し違った景色が見えてくるかもしれません。
世界遺産の登録状況や現地の参拝条件は変更される場合があります。訪問前には文化庁、UNESCO、各神社の公式サイトで最新情報をご確認ください。