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息栖神社はなんの神様?日本三霊水とスピリチュアルな魅力

息栖神社はなんの神様

茨城県のパワースポットとして知られる息栖神社は、東国三社の一つに数えられる歴史ある神社です。息栖神社はなんの神様を祀っているのか気になる人も多いのではないでしょうか。

息栖神社の最大の特徴の一つが、境内にある井戸「忍潮井(おしおい)」です。この井戸は、日本三霊水の一つに数えられており、真水が湧き出す神秘的なスポットとして知られています。

ご利益としては、厄除けや交通安全だけでなく、忍潮井にまつわる縁結びの言い伝えも有名です。さらに、息栖神社には稲荷神社もあり、商売繁盛や五穀豊穣を願う人々の参拝が絶えません。

一方で、歴史の長い神社であるがゆえに、怖い 事件の噂や神秘的なエネルギーを感じるスピリチュアルな体験談も多く語られています。

お守りは交通安全や縁結び、大願成就などさまざまな種類があり、自分に合ったものを選ぶことができます。アクセスは車や高速バス、電車でも可能で、東京方面からも訪れやすい立地となっています。

息栖神社は、歴史や神秘的な魅力、ご利益に満ちた神社です。東国三社巡りの一環として訪れるのも良いでしょう。この記事では、息栖神社の見どころやご利益、参拝のポイントについて詳しく紹介していきます。

この記事でわかること

  • 息栖神社の御祭神とそれぞれのご神徳
  • 息栖神社のご利益や参拝することで得られる恩恵
  • 忍潮井や井戸にまつわる不思議体験や日本三霊水の神秘
  • アクセス方法や境内の見どころを知り参拝計画を立てられる

息栖神社はなんの神様?歴史と御祭神を解説

この章のポイント

  • 息栖神社の御祭神は?
  • 息栖神社のご利益とは?
  • スピリチュアルな魅力
  • 井戸で不思議体験?
  • 息栖神社で怖い事件が!?

息栖神社の御祭神

息栖神社の御祭神

息栖神社には、厄除招福・交通守護の神として知られる「久那斗神(くなどのかみ)」を主祭神として祀っています。また、相殿には「天乃鳥船神(あめのとりふねのかみ)」と「住吉三神(すみよしさんしん)」を祀っており、それぞれ異なるご神徳を持つ神々が鎮座しています。

久那斗神は、古くから道の神として信仰されてきた神様で、道中の安全を守る存在とされています。また、井戸の神ともされ、清浄な水を司る神としても崇められています。このため、水との深い関わりを持つ息栖神社では、久那斗神の存在が重要な意味を持っています。

一方、天乃鳥船神は、その名の通り「天の鳥のように速く移動する船」に例えられる神様で、航海や交通に関する守護神としての役割を担っています。この神が建御雷神(たけみかづちのかみ)を先導したという伝承もあり、移動や旅の安全を願う人々に信仰されています。

さらに、住吉三神は海上安全を守る神々として広く信仰されています。古くから航海や漁業に携わる人々が安全を祈願し、この神々に加護を求めてきました。

このように、息栖神社では交通や厄除け、そして水との関わりが深い神々が祀られています。そのため、旅の安全を願う人や、清らかな心を求める参拝者が多く訪れる神社となっています。

息栖神社のご利益とは?

息栖神社には、厄除招福や交通安全、海上安全などのご利益があるとされています。これは、主祭神である久那斗神が道を守る神であり、相殿神として祀られる天乃鳥船神や住吉三神が交通・海上の安全を司る神々だからです。

これらのご利益に加え、息栖神社には「縁結び」に関する伝説もあります。境内にある「忍潮井(おしおい)」の男瓶・女瓶にまつわる言い伝えによると、異性がそれぞれの水を飲むと結ばれると言われており、恋愛成就を願う人々にも親しまれています。

このように、息栖神社では厄除けや交通安全、縁結びなど、さまざまなご利益が期待できるため、幅広い参拝者が訪れる場所となっています。

スピリチュアルな魅力

夫婦杉

息栖神社は茨城県内屈指のスピリチュアルスポットとして知られています。その理由の一つが、神聖な水や強い浄化のエネルギーにあります。

境内には、日本三霊水の一つ「忍潮井(おしおい)」があり、かつて海だった場所に今も真水が湧き続けています。浄化の力があるとされ、訪れるだけで心が洗われるような感覚を覚える人も多いです。

また、樹齢1000年を超える「夫婦杉」は、夫婦円満や縁結びの象徴とされています。大木が放つエネルギーは、スピリチュアルな観点からも注目されています。

さらに、息栖神社は東国三社(鹿島神宮・香取神宮・息栖神社)とともに特別な幾何学的配置を持ち、古代から強いエネルギーを持つ場所として信仰されてきました。

このように、息栖神社は「水」「樹木」「神社の配置」といったスピリチュアルな要素が揃う特別な場所です。訪れることで心が落ち着き、前向きな気持ちになれるとされています。

井戸で不思議体験?

息栖神社の境内にある「忍潮井(おしおい)」は、古くから神秘的な井戸として知られています。この井戸にまつわる伝説や不思議な体験談が多く語られていることから、訪れる人々の間で「特別な力がある」と信じられています。

まず、忍潮井の最大の特徴は、真水が海水を押しのけて湧き出していることです。かつてこの地域が海に囲まれていた時代から、井戸の水が枯れることなく清らかな水を湧かせ続けているのは、科学的にも不思議な現象といえます。潮の満ち引きに関係なく水が常に一定量湧き続けることから、「神の水」として崇められてきました。

また、井戸の底には「男瓶(おがめ)」と「女瓶(めがめ)」と呼ばれる瓶が沈んでおり、水が澄んでいる時にだけその姿が見えると言われています。見えた人には幸運が訪れると伝えられており、実際に「願い事をしてから訪れたら瓶がはっきり見えた」「水面に不思議な光が差し込んだ」といった体験談も少なくありません。

このように、息栖神社の井戸は、ただの水源ではなく、神秘的なエネルギーを持つ場所として語り継がれています。訪れる際には、井戸をのぞき込みながら静かに願いを込めてみるのも良いでしょう。

息栖神社で怖い事件が!?

怖い雰囲気の息栖神社

息栖神社に関して、「怖い事件があったのか?」と気になる人もいるかもしれません。しかし、神社自体にまつわる重大な事件や怪奇現象の記録はありません。では、なぜ「怖い」と言われることがあるのでしょうか?

一つの理由として、息栖神社は非常に歴史が古く、厳かな雰囲気を持つことが挙げられます。境内は大木に囲まれ、静寂に包まれているため、特に夕方や夜に訪れると「不気味さ」を感じる人もいるかもしれません。また、忍潮井の「男瓶・女瓶」が見えるかどうかによって運勢が左右されると言われているため、見えなかった時に「何か悪いことが起こるのでは?」と不安を感じる人もいるようです。

さらに、神社に関する伝説の中には「瓶が川をさかのぼり、神社のもとにたどり着いた」といった話があります。これが「意思を持つ瓶が動く」と解釈され、不気味なイメージを抱く人もいるのかもしれません。しかし、実際には神聖な由来を持つ伝説であり、恐れるべきものではありません。

息栖神社が「怖い」と感じられることがあるのは、その神秘性ゆえのことです。特に歴史や伝説に興味のある人にとっては、むしろ魅力的な要素といえるでしょう。

息栖神社はなんの神様?参拝方法や見どころ

この章のポイント

  • 日本三霊水のひとつ「忍潮井」の神秘
  • 息栖神社のお守りの種類とご利益
  • 息栖神社にある稲荷神社を紹介
  • 茨城県のパワースポットが知りたい
  • 息栖神社のアクセス情報と駐車場案内
  • 息栖神社はなんの神様が御祭神か総括

日本三霊水のひとつ「忍潮井」の神秘

息栖神社の忍潮井

息栖神社の「忍潮井(おしおい)」は、伊勢神宮の「明星井(あけぼのい)」、伏見稲荷大社の「直井(なおい)」と並び、日本三霊水のひとつとされています。そのため、多くの参拝者がこの井戸を訪れ、特別なご利益を願っています。

忍潮井の最大の神秘は、海の近くにあるにもかかわらず、塩分を含まない清らかな真水が湧き続けている点です。一般的に、地下水が海水と交じり合うことは避けられませんが、この井戸だけは何千年もの間、変わらずに淡水を湧かせています。この不思議な現象が、神秘的な力が宿るとされる理由の一つです。

また、忍潮井の井戸の底には、男瓶(おがめ)・女瓶(めがめ)と呼ばれる瓶が沈んでいます。この瓶は普段は水の中に隠れていますが、天気や水の状態によってはっきりと見えることがあります。見えた人には幸運が訪れると伝えられており、これを目的に訪れる人も少なくありません。

さらに、忍潮井の水には「縁結び」のご利益があるとされています。かつて、男瓶の水を女性が、女瓶の水を男性が飲むと結ばれると言われていました。現在では直接水を飲むことはできませんが、境内にある手水舎の湧き水は忍潮井と同じ水脈のものであり、お水取りをする参拝者が多く訪れます。

このように、忍潮井はただの井戸ではなく、神聖な力が宿る場所として大切にされてきました。訪れる際には、その神秘的な雰囲気を味わいながら、ゆっくりと静かに手を合わせるのも良いでしょう。

息栖神社のお守りの種類とご利益

息栖神社では、厄除けや交通安全、縁結びなどのご利益を持つお守りが授与されています。主祭神の久那斗神は厄除招福の神、天乃鳥船神は交通守護の神とされ、目的に応じたお守りを選ぶことができます。

主な種類には、「交通安全守り」があり、ドライバーや旅行者に人気です。「縁結び守り」は、忍潮井の伝説に由来し、恋愛成就や結婚運向上を願う人に選ばれています。

また、東国三社共通の「大願成就守り」は、三社巡りをしながら完成させる特別なお守りです。その他、健康や学業成就のお守りもあり、参拝の際に自分に合ったものを授かることができます。

息栖神社にある稲荷神社を紹介

息栖神社内の稲荷神社

息栖神社の境内には、さまざまな末社が祀られています。その中でも特に注目されるのが「稲荷神社」です。赤い鳥居とずらりと並んだ狐の像が特徴的で、商売繁盛や五穀豊穣のご利益があるとされています。

稲荷神社は、全国に多く存在し、そのご祭神として知られるのが「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」です。この神は食物や農業を司る神とされ、商売繁盛の神様としても広く信仰されています。特に、商売を営む人々や仕事運を上げたい人が多く参拝に訪れます。

息栖神社の稲荷神社には、赤い布を巻いた狐の像が並んでおり、訪れる人々の願いを見守っています。狐は稲荷神の使いとされ、神様の意志を人間に伝える役割を持っていると考えられています。そのため、願い事をする際には、静かに心を込めて手を合わせることが大切です。

また、稲荷神社の前には、商売繁盛の願いを込めて油揚げをお供えする風習もあります。これは、狐が好むとされる食べ物であり、古くからの信仰の一環として受け継がれています。

息栖神社を訪れた際には、本殿だけでなく、稲荷神社にも足を運び、商売繁盛や仕事運向上のご利益を願うのも良いでしょう。

茨城県のパワースポットが知りたい

筑波山と袋田の滝

茨城県には多くのパワースポットが存在し、その中でも特に有名なのが「東国三社」の一つである息栖神社です。息栖神社は、2000年以上の歴史を持ち、水や交通安全に関するご神徳があることで知られています。また、境内にある「忍潮井(おしおい)」は日本三霊水の一つとされ、神秘的な力を持つ井戸として多くの参拝者が訪れています。

茨城県内の他のパワースポットとして、まず挙げられるのが「鹿島神宮」です。ここは、日本屈指の武神である武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を祀る神社で、勝負運や決断力向上のご利益があるとされています。さらに、境内には「要石(かなめいし)」という不思議な石があり、地震を鎮める力があると伝えられています。

もう一つの有名なパワースポットは、「袋田の滝」です。日本三名瀑の一つであり、滝の流れる様子が四段に分かれていることから「四度(よど)の滝」とも呼ばれています。この滝は浄化の力が強いとされ、訪れることで心身がリフレッシュされるといわれています。

また、「筑波山」もスピリチュアルなスポットとして人気があります。筑波山神社には男女二神が祀られており、縁結びのご利益があることで知られています。特に、山頂からの眺めは絶景で、気の流れを感じながら自然のエネルギーを取り込むことができる場所です。

このように、茨城県には息栖神社をはじめとするさまざまなパワースポットが点在しており、それぞれ異なるご利益が期待できます。訪れる際には、自分の願いに合った場所を選び、ゆっくりと参拝してみるのがおすすめです。

息栖神社のアクセス情報と駐車場案内

息栖神社に向かう車

息栖神社へ訪れる際には、いくつかの交通手段があります。茨城県神栖市に位置し、車や公共交通機関を利用してアクセスすることが可能です。

アクセス方法詳細
電車最寄り駅はJR総武線「小見川駅」で、タクシーで約10分。JR鹿島線「鹿島神宮駅」「潮来駅」からはタクシーで約20分。事前にタクシーの手配を確認すると安心。
高速バス東京駅八重洲南口発の「かしま号」を利用。「鹿島セントラルホテル」停留所で下車し、タクシーで約5分、徒歩約30分。最短10分間隔で運行。
東関東自動車道「潮来IC」から約15分、「佐原・香取IC」から約20分。鹿島神宮・香取神宮へも車で約20分でアクセス可能。
駐車場無料駐車場あり。普通車約50台、大型バス4台駐車可能。混雑時は満車になることがあるため、早めの到着を推奨。

このように、息栖神社へのアクセスは比較的便利であり、公共交通機関や車を使って訪れることができます。事前にルートを確認し、快適な参拝を楽しんでください。

息栖神社はなんの神様が御祭神か総括

息栖神社にいる女性

記事のポイントをまとめます。

  • 息栖神社の主祭神は久那斗神で、厄除招福・交通守護の神
  • 相殿神には天乃鳥船神(交通守護)と住吉三神(海上安全)が祀られている
  • 交通安全、海上安全、厄除け、縁結びのご利益がある
  • 忍潮井は海水を押しのけて真水が湧き出る日本三霊水の一つ
  • 忍潮井の男瓶・女瓶は縁結びの象徴とされている
  • 境内には樹齢1000年の夫婦杉があり、縁結びや夫婦円満のご利益がある
  • 鹿島神宮、香取神宮とともに東国三社として信仰されている
  • 東国三社を結ぶと直角二等辺三角形になり、パワースポットとされる
  • 息栖神社のお守りには交通安全や縁結び、大願成就などがある
  • 境内の稲荷神社は商売繁盛・五穀豊穣の神として信仰されている
  • 怖い事件の記録はないが、静寂な雰囲気が神秘的と感じられる
  • 息栖神社はスピリチュアルな浄化のエネルギーが強いとされる
  • 鹿島神宮や香取神宮と一緒に参拝する「東国三社巡り」が人気
  • アクセスは電車・バス・車で可能で、無料駐車場も完備されている
  • 東京からは高速バス「かしま号」でアクセスしやすい