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1月から12月までの旧暦の覚え方を完全攻略!意味と語呂で暗記

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こんにちは。神社と日本の伝統文化、運営者の「月影」です。

ふとした瞬間にカレンダーや手帳で「和風月名」を目にして、「あれ、これって今の何月のことだっけ?」と戸惑った経験はありませんか?

睦月(むつき)や如月(きさらぎ)といった言葉の響きは、日本情緒があってとても美しいですよね。しかし、1月から12月までの旧暦の覚え方がわからず、なかなか定着しないという悩みはとても多いものです。

今のカレンダー(新暦)とは季節感が少しズレていることも、混乱してしまう原因の一つかもしれませんね。でも、安心してください。実はちょっとしたコツやリズムを知るだけで、驚くほどスムーズに頭に入ってくるようになりますよ。

この記事でわかること

  • 歌やリズムを使って楽しく暗記する方法
  • 意味やイメージから論理的に記憶するコツ
  • 現在の季節感と旧暦のズレに関する基礎知識
  • 各月に込められた神道の行事や由来の物語

1月から12月までの旧暦(和風月名)の覚え方を歌や語呂で攻略

まずは理屈抜きに、リズムや語呂合わせで体を動かしながら覚えてしまうのが一番の近道かもしれません。私も最初は、難しい意味よりも先に「音の響き」で覚えてしまいました。

ここでは、子供から大人まで使える、1月から12月までの旧暦の覚え方として特に効果的なテクニックをご紹介します。

オクラホマミキサーの歌とリズムで暗記

オクラホマミキサーの歌とリズムで暗記
神社と日本の伝統文化・イメージ

誰もが一度は運動会やフォークダンスで聴いたことがある定番曲、「オクラホマミキサー」。この軽快なメロディに乗せて和風月名を口ずさむ方法は、非常に強力な記憶ツールになります。

私も神社巡りの仲間たちと話題になることがあるのですが、この方法は「一度覚えたら一生忘れない」と評判なんです。

リズムに乗せることで脳に定着させる

人間の脳は、単なる文字情報よりも、メロディとセットになった情報のほうが長く記憶できると言われています。恥ずかしがらずに、実際に声に出して歌ってみるのがポイントです。

【オクラホマミキサーの替え歌で覚える歌詞】

日向子
日向子

前奏をイメージしながら歌ってみてね。ではスタート!

1月(いちがつ)睦月(むつき)、2月(にがつ)如月(きさらぎ)
3月(さんがつ)弥生(やよい)、4月(しがつ)卯月(うづき)
5月(ごがつ)皐月(さつき)、6月(ろくがつ)水無月(みなづき)
7月(しちがつ)文月(ふみづき)、8月(はちがつ)葉月(はづき)
9月(くがつ)長月(ながつき)、10月(じゅうがつ)神無月(かんなづき)
11月(じゅういちがつ)霜月(しもつき)、12月(じゅうにがつ)師走(しわす)で一年(いちねん)

この歌詞の優れた点は、数字(何月)と和風月名がセットになっているところです。「皐月って何月だっけ?」となったときも、歌を最初から口ずさめば自然と答えが出てきますよ。

頭文字の語呂合わせで瞬時に呼び出す

「テスト直前で時間がない!」「とっさの時に順番が出てこない」というシチュエーションでは、頭文字だけをつなげた「超短縮語呂合わせ」が役立ちます。ちょっと呪文のような不思議な響きになりますが、インパクトがあるので意外と覚えやすいんです。

おすすめの語呂合わせ:「にさやい、うさみず、ふはなが、かんしもし」

睦月(1月)はスタートなのであえて除外して、2月からのリズムで覚えるのがコツです。

  • (む)にさやい: (2)如・(3)弥生
  • うさみず: (4)卯・(5)皐・(6)水
  • ふはなが: (7)文・(8)葉・(9)長
  • かんしもし: (10)神・(11)霜・(12)師

これを何度か唱えていると、不思議と次の言葉が自然に出てくるようになります。「うさみず」なんて、なんとなくウサギが水を飲んでいるようで可愛らしいイメージが湧きませんか? 意味のない言葉だからこそ、強烈なフックとして記憶に残る場合があります。

日向子
日向子

なぜか1月が除外されてるから、そこは注意が必要ね

順番がわかる和風月名の一覧表

順番がわかる和風月名
神社と日本の伝統文化・イメージ

全体像を把握するために、一覧表も用意しました。スマホに画像を保存するなどして、時々見返してみてくださいね。一覧で見ると、季節の移ろいがグラデーションのように見えてきます。

和風月名読み方覚え方のフック(イメージ)
1月睦月むつき親戚が仲良く睦み合うお正月
2月如月きさらぎ寒くて着物を更に着る(衣更着)
3月弥生やよい草木が弥(いよいよ)生い茂る
4月卯月うづき白い卯の花が咲く頃
5月皐月さつき田植えの早苗(さなえ)を植える
6月水無月みなづき田んぼに水を引く月(水の月)
7月文月ふみづき七夕の短冊(文)を書く
8月葉月はづき秋の気配で葉が落ち始める
9月長月ながつき秋の夜長を楽しむ
10月神無月かんなづき神様が出雲へ出張中
11月霜月しもつき寒くなって霜が降りる
12月師走しわすお坊さん(師)も走り回る忙しさ

漢字の意味やイメージと結びつける

丸暗記が苦手な方は、漢字そのものが持つ意味や、そこから連想される情景(イメージ)と結びつける方法がおすすめです。文字情報と映像をセットにすることで、脳への定着が格段に強くなります。

例えば「霜月(しもつき)」なら、朝起きた時に窓の外が白くなっていて、地面に降りた霜を踏みしめる「サクッ」という音や冷たい空気を想像してみてください。

私自身、神社の風景と重ね合わせることで記憶が定着しました。「皐月(さつき)」と聞けば、新緑が美しい5月の神社で、神職の方々が田植えの神事の準備をしている様子がパッと浮かぶ、といった具合です。

旧暦カレンダーへの変換と季節のズレ

旧暦カレンダーへの変換と季節のズレ
神社と日本の伝統文化・イメージ

ここで一つ、和風月名を理解する上で避けて通れない大切なポイントがあります。それは、私たちが現在使っているカレンダー(新暦・グレゴリオ暦)と、和風月名の元になった旧暦(太陰太陽暦)には、約1ヶ月から1ヶ月半のズレがあるということです。

季節感のギャップに注意

「睦月(1月)」は、旧暦では「新春」つまり春の始まりを意味しますが、新暦の1月は一年で最も寒い真冬ですよね。このズレを理解していないと、「葉月(8月)」がなぜ「葉が落ちる月」なのか理解できなくなってしまいます。

旧暦の8月は、現在の暦に直すと9月下旬から10月上旬頃にあたります。そう考えると、木々の葉が色づき、ハラハラと落ち始めるという名称もしっくりきますよね。

この「約1ヶ月遅れの感覚」を意識するだけで、旧暦の世界がぐっと身近に、そして理にかなったものとして感じられるはずです。

ちなみに、現在の日本でも旧暦に基づいた行事は多く残っています。国立天文台の公式サイトなどでも、新暦と旧暦の対照表が公開されていますので、興味がある方は確認してみるとより理解が深まるでしょう。(出典:国立天文台『よくある質問:旧暦ってなに?』

1月から12月までの旧暦(和風月名)の覚え方と意味を知る

意味を知れば1月から12月までの旧暦の覚え方が定着
神社と日本の伝統文化・イメージ

単なる名前の羅列として機械的に覚えるのではなく、その背景にある日本人の生活様式や、神様への祈り(神事)を知ると、記憶はずっと深く、味わい深いものになります。

ここからは、運営者である私の視点で、各月の名前の由来や関連する神社の行事について、もう少し掘り下げてお話ししますね。

神無月や水無月の由来とトリビア

和風月名の中でも、特に知名度が高く、会話のネタになりやすいのが「神無月(10月)」と「水無月(6月)」ではないでしょうか。

神様がいない?いる?神無月の不思議

「神無月」は文字通り「神様がいない月」と書きますが、これは全国の八百万(やおよろず)の神様が、島根県の出雲大社へ「縁結び会議」に出かけてしまうからだと言われています。

面白いことに、神様が集結する出雲地方(島根県)だけは、この月を「神在月(かみありづき)」と呼ぶんです。

一方、留守になった他の地域ではどうするかというと、すべての神様がいなくなるわけではありません。

「留守神様」として、恵比寿様や竈(かまど)の神様などが残って家を守ってくれるという信仰があり、これにちなんで「恵比寿講(えびすこう)」というお祭りが行われる地域も多いですね。

「水無月」の「無」は「無い」じゃない?

6月の「水無月」も、「梅雨で雨がたくさん降る時期なのに、水が無いなんて変だな」と思いませんか?

実はこの「無(な)」は、「〜の」という意味を持つ古い連体助詞なんです。つまり「水の無い月」ではなく、「水の月」という意味になります。

田植えが終わり、田んぼに水をたっぷりと張る最も大切な時期だからこそ、こう呼ばれたんですね。

睦月から弥生の春の行事と語源

睦月から弥生の春の行事と語源
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春の訪れを告げる1月から3月には、新しい生命の誕生を祝う意味が込められています。

睦月(1月)の語源で最も有力なのは、お正月に家族や親戚が一堂に集まり、おせち料理や屠蘇を囲んで仲良く「睦み合う(むつみあう)」様子から来ているという説です。「むつび」という言葉には、人とのつながりや温かい絆を感じますよね。

如月(2月)は、まだ寒さが厳しく「衣を更に着る(衣更着)」という説が一般的です。この時期には、一年の五穀豊穣を祈る重要な神事「祈年祭(きねんさい)」が全国の神社で行われます。寒さの中に春の兆しを探す、日本人の繊細な感性が表れています。

そして弥生(3月)。「弥(いや)」には「いよいよ」「ますます」という意味があり、「木草弥や生ひ茂る(きくさいやおひしげる)」、つまり草木がいよいよエネルギーを爆発させて成長する様子を描写しています。生命力が満ち溢れる、力強い月名です。

卯月や皐月の農耕と夏越の祓

卯月や皐月の農耕と夏越の祓
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初夏に向かう季節は、農作業が本格化する時期でもあります。昔の日本人にとって、この時期の天候や神事は死活問題でした。

卯月(4月)は、白い可憐な花「卯の花(ウツギ)」が咲く月「卯の花月」の略だと言われています。また、十二支の4番目が「卯(うさぎ)」であることに由来するという説もあります。

皐月(5月)の「さ」は、実は「田んぼの神様」や「穀霊」を意味する古い言葉だと言われています。「早苗(さなえ)」は「神様の苗」、「早乙女(さおとめ)」は「神様に仕えて田植えをする女性」という意味なんですね。

京都の上賀茂神社で行われる「競馬会神事(くらべうまえしんじ)」は、馬の足音で邪気を払い、豊作を願う勇壮な祭りとして知られています。

半年間の穢れを落とす夏越の祓

そして一年の折り返しである6月(水無月)の晦日には、私たちが半年間に知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを祓う「夏越の祓(なごしのはらえ)」が行われます。

神社の境内に設置された大きな「茅の輪(ちのわ)」をくぐると、心身ともにリセットされるような清々しい気持ちになりますよ。後半戦を元気に過ごすための、昔の人の知恵ですね。

文月から長月の秋の気配と収穫

文月から長月の秋の気配と収穫
神社と日本の伝統文化・イメージ

文月(7月)は七夕の季節。短冊に願いを書く「文」のイメージから覚えやすいですが、稲穂が膨らむ「穂含月(ほふみづき)」が転じたという説もあり、やはり農耕との関わりが深いです。

葉月(8月)は先ほどもお話しした通り、旧暦では秋の入り口。お盆の時期とも重なり、ご先祖様の霊をお迎えする大切な月でもありました。

そして長月(9月)は「夜長月(よながつき)」の略で、秋の夜長を楽しむ季節です。

この時期に行われる「お月見」は、現代では風流なイベントのイメージが強いですが、本来は収穫されたばかりの芋や初期の稲を神様(月)に供えて感謝する、収穫儀礼としての側面を持っています。

霜月と師走の冬の儀礼と再生

霜月と師走の冬の儀礼と再生
神社と日本の伝統文化・イメージ

一年の締めくくりに向かうこの時期は、もっとも神聖で、かつ厳かな行事が続きます。

霜月(11月)には、宮中や伊勢神宮をはじめ全国の神社で「新嘗祭(にいなめさい)」が行われます。これは天皇陛下がその年の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に供え、自らも食すという儀式で、国家的な収穫感謝祭です。現在の「勤労感謝の日」の起源でもあります。

そして師走(12月)。お坊さん(師)が東西を馳せ走り回るほど忙しいという説が有名ですね。一年を締めくくり、新しい年を迎えるための「年越の大祓」が行われます。

宮崎県の美郷町で行われる「師走祭り」のように、1000年以上続く伝説に基づいた感動的な神事も残されており、冬の寒さの中で人々の絆を再確認する季節でもあります。

1月から12月までの旧暦(和風月名)の覚え方を総括

1月から12月までの旧暦の覚え方を総括
神社と日本の伝統文化・イメージ

こうして一つひとつの意味や語源を見ていくと、和風月名が単なる「暗記しなければならない単語」ではなく、日本人が大切にしてきた季節の物語に見えてきませんか。

覚え方のコツは、まずは「オクラホマミキサー」や「語呂合わせ」を入り口にしつつ、最終的には自分の好きな季節や行事とリンクさせていくことです。

「あ、今は神無月だから神様たちは出張中かな」「皐月の風が気持ちいいな」なんて想像しながら空を見上げると、いつもの景色が少し違って見えるかもしれません。

ぜひ、この1月から12月までの旧暦の覚え方をきっかけに、日本の美しい季節の移ろいや、神社の行事にさらに興味を持っていただけたら嬉しいです。旧暦のリズムを少しだけ生活に取り入れて、心豊かな毎日をお過ごしください。

  • この記事を書いた人
月影というキャラクター

月影

はじめまして。月影と申します。
神社や日本の文化が好きで、その魅力を伝えたくてブログを始めました。
忙しい毎日に、和の暮らしや神社参拝を通じて、心がほどける時間をお届けできればと思っています。
どうぞ、ゆったりとお楽しみください。